全国自治体病院経営都市議会協議会が主催の掲題セミナーへ。
現地で、先輩議員と合流。私がギリギリ着でしたので、受付&席も取っておいてくださいました。ありがたいです。
まずは、秋田県横手市の市立大森病院の小野院長より、「地域密着型の病院をめざして」と題した講演。
同病院は、平成20年に自治体立優良病院として総務大臣表彰を受けておられます。
合併前の旧大森町からの病院で、病床数が150。一般100床(うち亜急性期10床)、療養型が50床のケアミックス型です。一般病棟のうち、半分は、障害者施設病棟で、7割以上は障がいを持たれた方が入られているということでした。
同病院のある横手市保健医療福祉総合施設 健康の丘おおもり の中には、他に、老健、生活支援ハウス、保健福祉センター、デイサービス、特養があり、あと秋田県南部老人福祉総合エリアという老人マンション、軽費老人ホーム等のあるシルバーエリア、民間グループホームもある、巨大福祉村となっているようです。全体の定員が約600名ということでした。
地域包括医療・ケアを行うには万全の体制が構築されているわけです。
医師充足率は110.9%ということで、医師不足の時代に素晴らしいなと思いました。恐らく地域包括医療・ケアに関心の高いドクターが集まっているのかなと感じました。
同病院は、大きな取り組みとして、地域や患者ニーズを踏まえた診療体制の整備、地域包括医療・ケアの実践を大きな二本の柱として実施。
前者の具体例として、早くから、夕暮れ診療を開始したことで有名ですが、女性専用外来も開設し、また訪問事業にも力を入れておられます。
また、健診センターも開設し、ドックや健診事業を行うことで、予防医療に対応されています。
また、コスト削減のため、ジェネリックは30%目標に処方(現実は約25%)しているということでしたし、CO2削減にも取り組まれ、年間の電気代を120〜130万円抑えられたとのことでした。
昨年度の数字で、経営収支比率は101.7%(類団95.3%)、医業収支比率97.9%(類団87.1%)、病床利用率100.4%(類団67.7%)ということでした。
小野院長のお話を聞いていると、当市の病院に対して、いろいろと思いも湧くわけですが。。
あえてここでは書きません。
二つ目は、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」に取り上げられた、福井市おおい町の国民健康保険名田庄診療所の中村所長の講演。
在宅死亡率が約4割。演題は「自宅で大往生〜地域に寄り添う医療の形」ということで、主には看取りの事例。
がんで闘病中の父をもつ身には、正直、聞いていてかなり辛い内容でした。
イチロー・カクチ教授の講演よりの引用で、日本人が長寿である理由として、ソーシャルキャピタルが挙げられていたこと等の事例から、地域医療とは、医療を通じて地域の絆を構築すること、と言われたのは、心に残りました。
人生の最期、自分が長年住んだ家で迎えたいー誰もが願っていることです。
当市の介護計画策定にあたってのアンケートでも、在宅介護を望む声が多く寄せられていました。
国も在宅化を進めていますが、医療保険、介護保険抑制が先にたち、施策も今一歩、現実性に乏しいことから、なかなか進捗していないのが実態です。
今回ご講演いただいた2自治体と、当市は自治体の状況が異なるので、なかなかそのまま取り入れるのは難しいものもあります。特に後の自宅で看取りの方は。。
ただ、取り入れられるエッセンスはたくさんあったと思います。
また提言してまいります。
TwitterやFacebookには書きましたが、出掛けからドタバタの旅となりましたが、無事に岡山へ近づきつつあります。
娘の姿を思い浮かべながら。。